水彩画ぬり絵の描き方講座:背景をアレンジしてみよう!
背景の色を変えてみるだけで塗り絵見本とは違ったオリジナルの雰囲気がでます。初めて塗り絵をしてみる方も、慣れてきた方も自分に合ったアレンジをしてみるといいかもしれません。
塗り絵の背景をアレンジしてみよう!
背景は塗らなくても大丈夫
塗り絵の絵柄を選ぶ時に、背景のあるものや無いものなど絵によって水彩絵の具を塗る範囲が変わってきます。初心者の方には背景がないもの(背景が白いもの)の方が難易度が低めなのでお勧めです。
「この塗り絵、塗ってみたいけど背景が難しそう…」
そんな時は、背景を省略して塗らなくても大丈夫です!
また、2枚ある下絵のうち、どちらかの背景を別の色で塗ってみるのも楽しいかもしれません。
例えばこちらの「紅葉」の水彩画塗り絵。
(参考:お花・植物画シリーズ ぬり絵「紅葉」)
水彩画ぬり絵 通販のサイトにあるのは、左側の緑が塗られた背景の見本になっています。背景があると手数を増やす分、時間もかかります。また、主役の葉っぱに合う色や濃度で背景を描かなければ、主役と背景がケンカしてしまうので、背景を入れる方が難易度が上がってきます。
まだ塗ることに自信がない方は、まずは主役だけを塗ってみるといいかもしれません。
背景が白く紙の色のままでも、主役にしっかり色がついていれば完成度は上がります。また、色合いとして背景が白い方を好まれる方も多いかもしれませんね。
上記以外にも、紅葉の葉っぱを塗り絵見本より明るめに描き、背景を黒く・暗くして、ライトアップをした夜の紅葉に見せる方法もあります。背景はこれでないといけないという事はないので、ぜひお好みでアレンジしてみてください!
背景で季節や雰囲気を変えられる
例をもうひとつ、「トンボ」の塗り絵をみてみましょう!
(参考:動物画シリーズ ぬり絵「トンボ」)
上の画像は水彩画ぬり絵 通販のサイトにある山のある黄色い背景の見本です。
山をなくして黄色やオレンジだけで背景を塗ってみると、光の中にトンボがいて、トンボにより焦点をあてたような雰囲気になりました。
そして、下の画像は青空と緑の山で秋口のトンボをイメージしています。
こちらの方は爽やかな雰囲気ですね。
背景を主役のトンボと馴染ませるコツは羽にあります。
半透明の羽には背景が透けて見えます。背景に使っている色を薄めに羽にも塗ってみましょう!
⇒『水彩画 ぬり絵の描き方講座』一覧へ戻る