水彩画ぬり絵 通販

皆さんは日頃から脳の健康について意識しているでしょうか。病気にならぬよう、体の健康ばかりに意識が向きがちですが、真の健康を手に入れるには「体の司令官」ともいわれる脳の健康に配慮することが大切です。そこで脳全体をバランス良く鍛えるために最適な方法が「塗り絵」です。幼少時代の懐かしい思い出に浸りながら、大人の塗り絵で脳をトレーニングしていきましょう。

塗り絵は「下絵に色を塗って仕上げる」といったシンプルな遊びです。ただ色を塗って楽しむだけの遊びかと思いきや、実は意外に広範囲の脳を使用しており、脳全体をまんべんなくコントロールしているのです。また、人間の脳は大脳と小脳で構成されており、部位ごとに働きが異なります。中でも脳全体の約80％の重さを占める大脳に関しては、大きく４つに分類されており、生命活動を行う際に重要な役割を果たしている組織です。塗り絵を行っている時、私達の脳には一体どのようなことが起きているのでしょうか。

1、後頭葉
後頭部に位置している「後頭葉」は、重要な視覚情報を処理する部分です。塗り絵のお手本を見ながらどんな絵であるか認識し、下絵を見定める時に働きます。

2、側頭葉
頭の側面に位置している「側頭葉」は、言語の理解や記憶との関係性が深い部分です。下絵を正確に把握するために、過去に見た色や形を参考にしようと、自分の記憶を呼び覚ます時に働きます。

3、頭頂葉
頭頂部に位置している「頭頂葉」は、痛みや温度などの感覚をコントロールする働きが備わっており、体全体の感覚情報が集まる部分です。どの場所に何が描かれているのか確認し、塗り絵のバランスを見極める時に働きます。

4、前頭葉
大脳の前部分に位置している「前頭葉」は、非常に大きな面積を占めており、人間であるための思考・創造・実行機能などを司る部分です。司る領域によって様々な分野に分かれますが、塗り絵の際は主に「前頭連合野」と「運動野」が使われます。前頭連合野で塗り方について作業プランを組み立て、その後は運動野によって手の動きがコントロールされ、実際に作業がスタートします。

脳の活性化には様々な方法が検討されておりますが、脳の働きから塗り絵も有効な手段のひとつといえます。現在では認知症患者のリハビリはもちろん、認知症予防にも大きな効果が期待されており、脳トレやボケ防止に役立つ遊びとしても注目が高いです。また、脳の健康には「毎日無理なく続けること」が大切です。準備や片付けが簡単な塗り絵は負担も少なく、毎日楽しく続けられます。あなたもぜひ塗り絵にチャレンジして、脳の健康について考えてみてはいかがでしょうか。